（うどん　その２）

○　「きつねうどん」（トップバリュー）

　庶民の味方であるトップバリュー。そのきつねうどんバージョンです。

　そうそう、きつねうどんを作る時はスープを入れる前に一度油揚げを取った方が良いです。そうすると油揚げにスープがくっつかなくて済みます。

　お湯を入れて５分。蓋を開けると昆布出汁の心地よい香りがしてきます。

　スープを一口。ほとんど昆布だしの味じゃないかな・・・関西風？　あっ！パッケージに書いてありました。利尻昆布使用の関西風と。

　関東風に慣れた方には物足りないような気がしますが、たまには良いですね。こういうのも。

　具は油揚げ、カマボコ、長ネギの３種類。ウリの油揚げは他社と比べると少し淡泊な感じがします。まあ、醤油が薄いからかな？

　麺は平型のうどん麺。結構、太めで素直に美味しいと感じました。

　このカップうどん、有名メーカーじゃないからと避けていたらダメです。結構いけますよ。やりますね。トップバリュー。

○　「ねぎたっぷり　肉うどん」（マルちゃん）

　ネギ好きには見逃せないパッケージ。ただ、「たっぷり」という言葉に踊らされて今まで何度騙されたことか・・・・・。

　お湯を入れて５分。蓋を取って香りを確認。鰹出汁と肉のエキスが混ざったような香りです。とても食欲をそそります。

　スープを一口。香りそのままの味。醤油の量も丁度良くて美味しくいただけます。

　具は牛肉、長ネギの２種類。牛肉はきちんと味付けされて美味しいのですが、やはりビーフジャーキーといった感じがしますね。

　それよりも「ねぎたっぷり」というわりには少ないネギ。たしかに他のものと比較すると多いですが「たっぷり」は言い過ぎだと思います。

　麺は平型のうどん麺。可もなく不可もなく、まあこんなものでしょう。

　全体的にかなりまとまっている一品。とても美味しくいただけるのですが、「たっぷり」はやはり言い過ぎだと感じました。

○　「わかめ　うどん」（エースコック）

　蓋に”夏のつるりん”とか書いてあるので賞味期限を見てみたらあと８日でした。危なかったです。

　といったわけでこれを食べたのは１１月。夏限定商品を冬間近に食べる。ちょっと心苦しいのですがいってみましょう！

　お湯を入れて５分。別袋の七味を入れると柚子の良い香りが漂ってきました。上品ですね。

　おつゆを一口。昆布出汁のきいたおつゆ。醤油の味が濃くないのであっさりとしています。

　具はワカメ、小揚げ、カマボコ、長ネギの４種類。ウリのわかめがなんとも良い味をだしています。

　麺はうどん麺としてはノーマルタイプ。やや柔らかめなので舌の上で噛み切れてしまいます。

　あえて夏限定ではなく、年中販売してもおかしくないような気がしました。このあっさり感、女性にもお勧めです。

○　「うどん　わかめ入り」（セイコーマート）

　北海道のコンビニエンスストアといえばセイコーマート。

　そのセイコーマートが開発したカップ麺のうどんです。

　お湯を入れて５分が経過したのでおつゆをいただきました。昆布出汁が効いたうすめのおつゆ。なんとも上品な味わいです。

　しょっぱくないのが嬉しいですね。よく醤油の味が強いタイプが出回っていますが、やはりおつゆは出汁。出汁の味が解る方が嬉しいですよ。

　具はワカメ、小揚げ、カマボコ、長ネギの４種類。特にワカメが昆布出汁と相性がバッチリです。

　麺は平型のノーマルなうどん麺。ちょっと柔らかめのような気もするのですが、まあこんなものでしょう。

　コンビニが開発したとは思えないくらいの完成度の高さ。お手ごろ価格ですしかなりお薦めの一品です。

○　「京うどん」（日清）

　パッケージがとてもお上品ですね。数あるカップ麺の中でもとても目立ちます。

　蓋を開けてお湯を注ぎ３分待ちます。うどんで３分は珍しい方。麺の感じがどうなるのかとても気になりますね。

　まずはおつゆを一口。出汁が効いています。鰹と昆布の両方がとても効いています。パッケージには利尻産昆布と焼津産鰹節を使用していると。納得。

　そして、七味が結構良いサポートをしていますね。ほんのりと香りがして食欲をそそります。

　具は小揚げ、カマボコ、長ネギの３種類。特に小揚げにだし汁が染みこんでいるのでとても美味しくいただけます。

　麺は平型のうどん麺。３分という戻し時間の意味がわかりました。ちょっと柔らかめですね。

　このタイプのカップではなく、もう少し大きいカップで食べてみたい。そんなことを思わせるとてもおつゆの美味しい一品です。

○　「讃岐風　天ぷらうどん」（マルちゃん）

　讃岐風とはいったい何なのか。よく解っちゃいませんが、なんとなくワクワクしてきました。

　そして、蓋に書いてある「こだわりの食感！つるつる強ゴシうどん」というフレーズ。はたしてカップうどんでどこまでコシを強くできるのか。

　そんなことを思いながらお湯を入れて５分。蓋を開けると鰹出汁の良い香りがしてきました。

　まずはおつゆを一口。醤油の味はほとんどしない出汁が活きたおつゆ。あっさりとしていてとても良い感じです。

　具は天ぷら、カマボコ、長ネギの３種類。とくに天ぷらはあっさりとしたおつゆと相性がバッチリ。全体の美味しさを引き上げています。

　麺は太めのうどん麺。そして、フレーズに嘘はありませんでした。とてもつるつるしていてしっかりとコシもあります。とても美味しいですね。

　乾麺タイプのカップうどんの中では完成度が高いですね。出汁良し、麺良し。出会って素直に良かったと思える一品です。

○　「スーパーカップ　天ぷらきつねうどん」（エースコック）

　腹ぺこの味方であるスーパーカップ。しかし、もっと腹ぺこの味方が現れました。

　２．０倍。しかも天ぷらだけでは物足りないから揚げまで入っちゃいましたよ。

　カップの大きさがハンパじゃありません。もうホントに「でかっ！」と大きな声を出してもおかしくありません。もの凄いです。

　そんなカップにお湯を入れるのは一苦労。やっとの思いでお湯を入れて５分待ちました。

　おつゆを一口。一味が結構効いていますね。おつゆのだしは鰹出汁。かなり美味しいのですがカップが重くて持つのが大変です。

　具は油揚げ、天ぷら、長ネギの３種類。油揚げか天ぷらのどちらかで十分なのですが両方とも入っています。油揚げも天ぷらも手を抜いておらずとても美味しいですよ。　

　麺は太めのうどん麺。やや柔らかめなのですが、のびることなく美味しくいただけます。ただ、量がハンパじゃなく多いです。
　
　量は満足味も十分。きつねとたぬきを一片に味わうことが出来てしかも美味しい。このようなカップ麺が現れるのを待っていました。ホントに美味しい一品です。

○　「たぬきうどん」（大黒）

　大盛りサイズのたぬきうどん。具として入っているのり天。何処かで見たような気がしますが・・・。

　そんなことはさておき、うどんや蕎麦といった「おつゆ系」は出汁に注目したいものです。はたして良い出汁が出ているのか。

　楽しみにしてお湯を入れました。５分経ったので蓋を開けます。出汁というよりのり天の香りがしてきました。

　ならばおつゆを一口いただきます。鰹出汁のおつゆ。結構馴染みのある味わいですね。そして、天かすといただくととても美味しいです。

　具はのり天、天かす、ワカメ、長ネギの４種類。特にのり天が結構良い味を出していますね。

　麺はきしめんのようなうどん麺。どちらかというと結構柔らかめ。小さなお子様にも良いかもしれません。

　量的にまあまあなのですが、あっさりとしている分、そんなことを感じさせません。コクに飽きた時にお薦めの一品です。

○　「ビッグプラス　大盛りうどん」（明星）

　ビッグサイズのカップ麺はいろいろとありますが、うどん系は意外と少ないですよね。

　そんなうどんのビッグサイズの一つ。明星さんから出ましたが、どんな工夫がなされているのか。興味津々でお湯を入れました。

　５分待って蓋を開けると、見た目からあっさりしているのが解ります。つゆの色があまりありません。間違いなく出汁で勝負しているのでしょうね。

　そんなおつゆを一口。昆布出汁が効いていて塩加減も丁度良いですね。飲んでいてホントに飽きません。

　具は小揚げ、カマボコ、ワカメ、タマゴ、長ネギの５種類。量は少ないのですが、小揚げに出汁が染みていて美味しいですね。

　麺は平型でちょっと細めのうどん麺。カップの大きさから見ると細く見えるのかもしれません。堅さは柔らかめですね。もう少し堅い方が好きかな。

　量は多いのですが、あっさりとしているので不思議と食べられちゃいます。ほっと一息つきたいときにお薦めの一品です。

○　「麺屋　名古屋　味噌煮込うどん」（サンヨー食品）

　名古屋といえば八丁味噌。そして味噌煮込うどん。まさか北海道で手にはいるとは思いもよりませんでした。

　まあ、それだけ人気があるということでしょうね。そんな人気名物がはたしてどのような感じになっているのか。ワクワクしながらお湯を入れました。

　５分後に蓋を開けます。八丁味噌独特の甘酸っぱい香りがしてきました。名古屋の人はいつもこの香りを嗅いでいるのですね。

　まずはおつゆを一口。香り同様に甘酸っぱい味わい。出汁は鰹と昆布が混ざったような感じでしょうか。

　具は小揚げ、カマボコ、タマゴ、長ネギの４種類。小揚げはおつゆが染み、タマゴはフワフワして美味しいのですが、もう少し量が多ければ良かったなと。

　麺は平型のうどん麺。やや幅広といったところでしょうか。堅さはちょっと柔らかめですね。直ぐに溶けてしまいそうです。

　本場の煮込みうどんは一度しか食べたことがありませんが、なんとなく名古屋を感じることができるのかな。そんなことを思う一品です。

（うどん その２）

（うどん　その２）